「過去3年のプレミアで最も成長した選手は?」という問に対する投票結果に寸評&スタッツ比較を添えてお届けします。投票者の傾向としてリヴァプールサポーターが多かったのですが、それを踏まえて結果を見てみても中々面白いかもしれません。投票ルール・属性は下記の通りです。
・期間:1月23日~1月25日
・投票者数:63人
・投票ルール:「過去3年のプレミアで最も成長した選手」を1位~3位まで投票
・ポイント:1位:3ポイント、2位:2ポイント、3位:3ポイント
・投票者のサポートチーム:下記図
(各スタッツはSquawkaを参照させて頂きました。)
■10位:ローラン・コシェルニー
年に£11mの移籍金でベンゲルがロリアンから引き抜いたDF。入団当初はベルマーレンのバックアップという立ち位置でピッチでも若さが目立ったが、年々安定感をつけ今ではDFリーダーの一角に。距離の詰め方や細かなポジショニングが洗練され、その成熟具合はスタッツにも反映されている。
1415シーズン | 1213シーズン | |
---|---|---|
インターセプト/90分 | 3.53回 | 2.21回 |
ブロック | 0.52回 | 0.49回 |
守備的ミス | 0.07回 | 0.16回 |
■9位:セサル・アスピリクエタ
十字靭帯断裂後、マルセイユで定位置を失いバーゲン価格(£7.7m)でチェルシーへ移籍。そこでモウリーニョにポテンシャルを見込まれ本職ではなかった左SBでアシュリー・コールからのポジション奪取に成功。持ち前の瞬発力を生かした絶妙な間合いでボール保持者の行く手を阻む守備はチームに落ち着きをもたらす。今季の仕上がりはGネビル氏に「ほぼ完璧なディフェンダー」と言わしめるほど。
1415シーズン | 1213シーズン | |||
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インターセプト/90分 | 1.92回 | 1.72回 | ||
ブロック | 0.38回 | 0.2回 | ||
タックル | 2.96回 | 2.33回 | ||
守備的ミス | 0 | 0 |
■8位:フィリペ・コウチーニョ
インテルから戦力外も同様でリヴァプールへ移籍してきて2年。弱点だった不用意なボールロストと得点力のなさは日に日に改善され、その非凡なボール扱いと閃きが生み出す攻撃へのスパイスはより鋭いものに。2020年まで契約を延長した22歳のブラジル人MFがレッズの未来を担っていることは間違いない。下落しているスタッツもあるが、チーム状況の変化を踏まえれば決して悪くはないだろう。
1415シーズン | 1213シーズン | |
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キーパス/90分 | 1.31回 | 1.46回 |
パス成功率 | 80% | 74% |
得点 | 0.16点 | 0.29点 |
ドリブル成功率 | 55.56% | 45.95% |
■7位:アレックス・オクスレイド=チェンバレン
17歳の若者を£12mでチャールトンから引き抜いてきたベンゲルの目は間違っていなかった。強気なドリブルとブレのないボールタッチには元々定評があったが、ここ3年でそれらにより磨きがかかったことはスタッツの上昇からも伺える。ドリブル成功数はプレミア全選手の中でアザール、サンチェスの次に多く、成功率はこの両者をも凌ぐ。
1415シーズン | 1213シーズン | |
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キーパス数/90分 | 2.0回 | 1.35回 |
チャンスクリエイト数 | 2.06回 | 1.60回 |
ドリブル成功数 | 4.90回 | 2.53回 |
ドリブル成功率 | 66.09% | 48.39% |
■6位:ギャリー・ケーヒル
2012年の冬の市場でボルトンからチェルシーへ加入したケーヒル。残り契約年数の関係もあり移籍金は比較的安価(£7m)となったが、その後着実に実力を高めモウリーニョ第2政権でも鉄壁を誇る守備陣の要となっている。ベストイレブンにも選出された1314シーズンのスタッツはチーム内でも抜群の安定感。ユーロでの成功を目指すイングランド代表の副キャプテンも務める。
ケーヒル | テリー | ルイス | |
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空中戦勝率 | 68.71% | 63.7% | 61.19% |
インターセプト/90分 | 0.99回 | 1.03回 | 1.65回 |
ブロック | 0.72回 | 0.59回 | 0.4回 |
守備的ミス | 0回 | 0.06回 | 0.07回 |
ファール | 0.41回 | 0.41回 | 1.72回 |
イエローカード | 0.07枚 | 0.09枚 | 0.4枚 |