スウォンジーのデンマーク人指揮官ミカエル・ラウドルップ(49)が解任されました。「クラブ、ファンのことを考え、彼を解任しました。我々にとって望むことのない、悲しむべき決断でした。」とのことです。
昨季はチームをキャピタル・ワン・カップ優勝に導き、リーグでも9位。今期も降格圏と勝ち点差2とはいえ、観客を楽しませるサッカーで12位につけているチームの指揮官を短期的な成績不振を理由に解任してしまうのはいかがなものでしょうか。
ただ、解任にはお金もかかります。チームのフロントは、監督を変えることで勝ち点が増えると考えているのでしょう。実際リバプールも、ホジソンを解任したことで、幸運が舞い込んできたかのように勝ち星が連なった時期がありました。(その後は”運”に見放されましたが・・・)
今季のプレミアリーグでは既に7名のクビが飛んでいます。”元”彼らのチームに勝ち点という名の”幸運”は舞い込んでいるのでしょうか。
下記は過去にプレミアリーグで解任された15の監督とチームのその後のデータです。
ラウドルップのスワンズを除くと、14チーム中6チームは成績が向上、2チームは悪化、4チームは変化なし。これを見ると確かに監督交代はチームを浮上させる起爆剤になっているようです。
次に”起爆剤”とされるのは誰のクビでしょうか。名ばかりの”契約期間”と日々戦わなければならない指揮官たちも楽ではありませんね。<end>