【ラヒーム・スターリングvsマンチェスター・C】パフォーマンス分析from opta

英国サッカーに関するスタッツ、コラムを掲載しているWEBサイト”EPL Opta Stats &Blog“より、ラヒーム・スターリングのシティ戦パフォーマンス分析を紹介します。

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ラヒーム・スターリングはリバプールの立ち上がりを勢いづける重要な役割を担った。今季の彼は際立っていてブレンダン・ロジャーズの下で目を見張る成長を遂げている。彼は今や従来通りのワイドのポジションと、新しい10番の役割で代えの効かない選手となった。試合ではスアレスとスタリッジの動きによって生まれたシティ守備陣の穴を見つけ、絶えず飛び出しオープニングゴールを決めた。

◼︎Stats
スターリングは27本中21本のパスを成功させ、2つのチャンスと1つの決定機を創り出した。加えて2本シュートを放ち1本を沈め、6回中5回のドリブルを成功させた。地上戦では12回ので7回競り勝ち、ラインぎりぎりのクリアも見せた。

◼︎Playing style
スターリングはこれまでずっとそうだったようにウィンガーとしてシーズンをスタートさせた。シーズン中盤のある時、監督は10番の位置で彼を試すことにした。誰も期待していなかったその役割はスターリング自身にとってもリバプールにとっても嘘のようにハマった。スターリングの10番はリバプールがスピード感溢れるカウンターで対戦相手を打ち砕く助けとなっている。

彼は最も相手の注意を引き付ける破壊力抜群のコンビ、スアレス&スターリッジの後ろでプレーする。そのためスターリングのマークは緩み、背後に走りこむことが可能となる。このダイヤモンドのコンビネーションについていくのは極めて困難だ。スターリングの驚異のスピードは中盤からの爆発的な飛び出しを可能にし、且つ、全ての注意はスアレス&スタリッジに向いている。追いかけるのは本当に難しい。

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好調リバプールを牽引、ラヒーム・スターリング(19)の成長曲線>>

◼︎Flashpoint
(シティ戦)感情をかき立てる雰囲気の中でリバプールはスタートダッシュを決める必要があったが、彼らは正にそれをやってのけた。スアレスは空中に放り上げられたボールを拾いに降りてきて、デミチェリスがそれについていく。デミチェリスがスアレスにマンマークしていたことで生まれたコンパニとサバレタの間の大きなギャップをスターリングが利用する。スアレスはデミチェリスをあしらい顔を上げるとその先にはスターリングが見え上品なパスを転がす。スターリングがファーストタッチをすると既にハートは飛び出して来ていてコンパ二はシュートコースを消しにかかっていた。そこでスターリングは目を見張る落ち着きを見る。ボールを左足へ持ち替えてハートとコンパ二を欺き、その後素早く右足に持ち直してガラ空きのゴールを狙った。

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シティ戦はリバプールが今までプレーしてきた中で最も大きなプレミアリーグの試合だった。人々は試合に熱中しヒルズボロに捧げた。ラヒーム・スターリングは冷静で完璧なパフォーマンスを見せチームは良いスタートを切ることに成功した。そして今季のリバプールにとって大きな勝利を、恐らくはクラブの歴史上極めて重要な勝利を手繰り寄せた。

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