”ランバートはかつてリヴァプールにも所属
(2014.06.04 イングランドvsエクアドル:ランバートタッチ集)
“彼はプレミアリーグ初年度(1213)、39分に1回、合計80回のチャンスを演出し5つのアシストを記録。その翌シーズン(1314)創り出したチャンスは前の年から26減の54回だが、アシストは10回まで増加していることからチャンスメイクの質の向上が伺える。加えて、彼のゴール前のフィニッシュはここ2シーズンで洗練された。1213シーズンは209分につき1得点のペースで決め15ゴール。決定力は19%で、79本のシュートのうち42本を枠内に飛ばしている。翌年(1314)は13得点でシーズンを終えたがロドリゲスやララーナとの連携の中から生まれるゴールの形はリバプールでも再現されそうだ。
さらにランバートはリヴァプールに「プランB」をもたらすだろう。レッズは昨季、上手く対策を練ってきたいくつかのチームに対して力を発揮できなかった。(0-2で敗れたチェルシー戦が代表例)そんな中で、ランバートの高さ、強さ、ボックス周辺で見方を生かすプレーはスアレスとスタリッジとは全く別のオプションとなるに違いない。”
移籍が実現する直前までは殆どゴシップにすらならなかったが、現在のリバプールの状況を考えると、大のレッズファンでSASの控えを受け入れるプレミアの実力者、さらにはスカウサー(リヴァプール訛り)でもある彼は、正に来季アンフィールドで必要とされるFWだ。プレー動画からも見て取れる正確なタッチとパスセンス、過去2シーズンの成績、メディアからの太鼓判、サポーターの後押し…苦労の果てに掴み取った”夢のチーム”での舞台で彼が最高のクライマックスを迎えられる理由は揃っている。1415シーズン、32歳リッキー・ランバートの冒険から目が離せない。