■5位:ダニエル・スタリッジ
定位置を掴みきれなかったチェルシー時代から一転、チームだけでなく代表のエースにもなった25歳のストライカー。一瞬で相手DFを外す瞬発力とコンパクトに振り抜く左足の頼もしさは108分に1得点(1314季)というスタッツにも表れている。怪我の懸念さえ拭えれば欧州を代表するストライカーになり得る才覚の持ち主。
1314シーズン | 1213シーズン(チェルシー) | |
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得点/90分 | 0.83点 | 0.54点 |
シュート | 3.96本 | 4.85本 |
チャンスクリエイト | 1.15回 | 1.08回 |
■4位:アーロン・ラムジー
元々、若くしてデビューを飾り熱い期待を受けていたラムジーだが、当時ストークに所属していたショークロスからリプレイ映像が流されない程悪質なタックルを受け全治8カ月の大けがを負う。そんな不運にも見舞われた彼が文字通り「覚醒」したのは2013/2014シーズン。軽やかなボールタッチからの捌きに加えて試合を決める閃きを見せ始め「ラムジーがピッチにいないと結果が異なる」とまで言われるほどに。
1314シーズン | 1213シーズン | |
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得点/90分 | 0.51点 | 0.04点 |
シュート精度 | 71% | 40% |
アシスト | 0.41回 | 0.09回 |
■3位:ダビド・デ・ヘア
移籍初年度は身体をぶつけてくる屈強なプレミアFW陣に手を焼きミスが散見されたことから「ドーナツ」と揶揄されていた。しかし、今やその穴は全く見当たらない。的確な位置取りと安定したセービングはリーグNo.1との呼び声も高く、レアルマドリーが獲得に乗り出す程の大物に。本投票でライバルチームであるリヴァプールサポーターから多数の票を得ていることからもその実力の凄味が伺える。
1415シーズン | 1314シーズン | |
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セーブ/90分 | 2.3回 | 2.24回 |
セーブ/1被ゴール | 2.38回 | 1.98回 |
パス成功率 | 68% | 56% |
■2位:ラヒーム・スターリング
ユース時代から騒がれ続け、17歳でトップチームデビュー。その加速力と姿勢の良さが繰り出すドリブルは当時から相手DFにとっては脅威になっていたに違いない。しかしながら、味方との連携やエリア内でのキレにはやや難があったのも事実。そんな彼がゲームメーカーやセンターフォワードまでもこなせるようになったのはスアレスの「存在」と「不在」によるところが大きい。スポンジのように学び続ける若者は世界屈指のFWからから習い、またその選手の穴を埋めるべく成長を重ねたのである。まだ19歳という年齢を考えるとその才能は計り知れない。
1415シーズン | 1213シーズン | |
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得点/90分 | 0.26点 | 0.1点 |
チャンスクリエイト | 2.36回 | 1.91回 |
ドリブル成功率 | 53.62% | 43.81% |
■1位:ジョーダン・ヘンダーソン
消極的なバックパスで攻撃を停滞させ続けた結果、ボルトンへ売られかけたのは過去のこと。今ではリヴァプールの新主将の筆頭候補にまで成長した。持ち前の献身性はさることながら、味方のタイミングに合わせた走り込み、創造性あふれるワンタッチパス、ジェラード張りのロングフィードまで、攻守の心臓としてチームを支えている。最近はミドルレンジからの鋭いシュートも決めはじめ、万能型MFとして更なる成長が期待できそうだ。
1415シーズン | 1213シーズン | |
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前方へのパス/90分 | 35.86本 | 32.61本 |
アシスト | 0.25回 | 0.23回 |
ドリブル成功率 | 66.67% | 38.46% |
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