英国サッカーに関するスタッツ、コラムを掲載しているWEBサイト”EPL Opta Stats &Blog“より、ウエストハム対リバプールの試合前レビューを紹介します。
サンダーランド戦(A)の勝利(2-1)でプレミアリーグでの未来を掴んだハマーズは、2014年無敗のリバプール戦を面白い試合にするだろう。
一方、勢いに乗るリバプールは大型FWアンディ・キャロルが夏に15m£で移籍してから始めて彼と対峙することになる。ミッドウィークに見せたMOMのパフォーマンスを繰り返せればキャロルがリバプールを止めることになるかもしれない。
しかしハマーズもSASを黙らせるのは難しそうだ。最近の22試合でリバプールが無得点に終わった試合は1度もない。リバプールはこの試合に勝って9連勝すれば2006年ぶりの快挙となる。
試合はリバプールのスピード、ハイプレス、カウンターを生かした戦術とハマーズのロングボールを軸にしたフィジカル重視の対照的なスタイルがぶつかり合うことになる。リバプールはもし勝てば首位の座を保つことができるのだから、20年ぶりのタイトルを目指すチームはカップ戦の決勝のように取り組むはずだ。尚アンフィールドでの初戦ではウエストハムが1-4で敗れている。
【チームニュース】
ケヴィン・ノーランは出場可能だが、試合に出突っ張りだったジョージ・マッカーシーは疲労でハムストリングを痛め欠場の予定。
リバプールはシーズン序盤に負傷したホセ・エンリケを除いてフルスカッドで臨める見込み。
【数字】
・ハマーズ対レッズはここ3試合で3回のオウンゴール。
・ジョンソンは彼の古巣でもあるウエストハム相手に5試合の内3試合でゴール。ブリーン・グラウンドでは連続得点中。
・リバプールの得点の60%は前半のゴールでこの割合はリーグトップ。
・リバプールは最も多くのシュートを枠に当てている(24)チームで、ウエストハムは最も多くポストに当てている(20)チーム。
・リバプールは首位の状態からアウェイ戦で最も多くの勝点を落とした(12)チーム。
【注目選手】
スチュワート・ダウニング
ダウニングは今季23回先発し安定したパフォーマンスを見せている。これまで2ゴールを決め、アシストを含む47回のチャンスを作っている。彼のクロス精度は28%を誇っていて、空中戦に強いノーランやキャロルが揃ったら脅威になるだろう。もしウエストハムがリバプールを負かすのであれば得点を演出する選手になるに違いない。
ダニエル・スタリッジ
今季のスタリッジは並外れている。これまで20ゴールを挙げ、チームメイトの得点を演出したのは7回。彼とスアレスの2人は欧州のどのコンビにも劣らないと評されている。彼の決定率は59%と素晴らしく、ウエストハム戦でも鍵になるのは間違いない。(Opta)
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