【アジア、平均勝点は1試合0.3】ブラジルW杯大陸ごとのポイントレース!

「北中米・南米で開催された7回のワールドカップで優勝したのはすべて南米の国」という過去が示すように、ブラジルW杯でも南米国有利の戦いになるはずだ。

大会前からそう囁かれてきたが蓋を空けてみても正に過去のデータ通りの展開。グループリーグ(GL)の戦いでは、開催国のブラジルは首位通過し、チリはスペインを2-0で撃破、ウルグアイはイタリアとイングランドに2連勝して逆転での突破を決めている。一方、ドイツ大会(2006)で10チームが決勝トーナメントに進出したヨーロッパはサッカーの聖地で大苦戦。王者スペインは2試合目にして海底に沈み、イングランドは失笑の的、初出場の勢いそのままに乗り込んだボスニア・ヘルツェゴビナもGLで2連敗を喫した。

今大会でも冒頭のジンクスが破られることはないのだろうか。下記は日本時間6.25 AM8:00時点でのアジア、アフリカ、北中米を含めた各大陸の1試合当たり平均勝点の比較である。(ヨーロッパ同士の対決は1試合としてカウント)比較を見ても一目瞭然だが南米がとにかく強い。

ブラジルW杯大陸ごとの獲得勝点

南米軍団は16試合を戦った時点で12勝3敗1分で平均勝点は2.31。次点の北中米カリブ海より1.35倍多く稼いでいる。続くヨーロッパは平均勝点1.65。背水の陣に立たされたポルトガルとロシアを除いても既に5チームの敗退が決まってしまった。そこから急下降し1点台を切るのはアフリカ大陸チーム。ヨーロッパより暑さ慣れしている分アドバンテージがあるかと思いきや、カメルーンがW杯7連敗目を喫するなど期待外れに散っている。そして最後尾は平均勝点0.3を叩き出したアジア。10試合戦って未勝利と、これでは大会後に行われる出場枠の再編で4.5枠から削減されても文句は言えない。FIFAとしても莫大な放映権を払うアジア(日本は400億円との報道)には頑張って貰いたいに違いないが、世界との差はそう簡単に縮まらないようだ。

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